喫茶プぺ

働く人の胃袋を支える喫茶店「プぺ」

since1970~ 

この店が創業したのは1970年のこと。それ以前は、パンやアイスクリームを販売する商店として営業していたが、原さんの伯母が当時の喫茶店ブームにあやかり、改装を提案したのが始まりだった。  

（50年間変わらない店内）

当時周辺にはコーヒーを飲める店が少なかったことから、創業後すぐに繁盛店となった。創業当時にホテルのシェフから直伝された特製カレーは、今も変わらぬ味を守り続けている。特注のラードと小麦粉をじっくり炒めたルーがベースに、玉ねぎや大量のリンゴとにんじんのピューレを加え、半日かけて煮込む。でき上がるまでに3日かかるという手間を惜しまない製法を、今も創業当時から変わらずに守り続けているのだ。

「プぺ」特製カレー

この特製カレーは、神田カレーグランプリの決勝戦に3年連続で出場したのを機に『喫茶プペ』の名物となり、カレー目当てに足を運ぶお客さんが増え続けている。

初代から続くレシピを大切に受け継ぎ、今も変わらない味を提供する2代目店長の原さん。

今日も丹念な手仕事で、この街に住む人、働く人々の胃袋を支えている。